日本国憲法
インターネットの普及は人々の交流様式を日々変化させ続けている。
Twitterというサービスはそうした交流様式の一つとして誕生し、今やSNSという枠組みの中でも一二を争う地位を確立した。
しかし、Twitterはその性質上、非常に簡素化された表現を筆者側に強いる。ニュースのように事実を発信することには長けているが、我々のような一般人が表現ツールとして用いるには役不足感が否めない。
そこで本稿では140字制限を撤廃し、散文形式で筆を執ることとした。
という序文で始まるブログがかつてあっただろうか?
もともとその場その場で思いついた取り留めのない事柄を放流する"川"としてツイッターを利用してきた。しかし次第にそれらが長文化し、また"叩き"に代表されるネット世代の攻撃性に恐れをなしてブログの開設に至った次第である。
割り切って「ぽきたw魔剤ンゴ!?」などと"オモシロツイート"を投稿する機械になるのもアリだが、それにも食傷してしまった。
ブログ開設にあたって幾らかフォロワーのブログを拝見した。各人様々な思いがあるようだが、残念ながら自分は暇潰し以上の価値を見出していない。
なぜなら私は高等遊民であるからだ。
ここで一つの訂正がある。
高等遊民、ひいては日本国民ならばいかなる奴隷的拘束も受けないはずだが、私はもっぱら奴隷的奉仕に従事している大学院生である。
このグロテスク・キャピタル・トーキョーに生きるということはすなわち支配階級への従属を免れ得ない。ちなみにcapitalには首都と資本(主義)をかけてある。勉強になるね。
おそらく本ブログは、さながら南北戦争以前の黒人のような扱いを受ける大学院生がひたすらに愚痴を吐き続ける、恐ろしく陰惨な代物に成り果てることが予想される。しかも執筆する時間はそうそうないので定期的な更新は見込めないときた。
あなおそろしや。